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:: Σ的 背景レポート :: 〜 角度を使った背景の描き方 〜
 
背景を描いていると完成間近になって「何か変なんだけどな・・・まぁいいか」
なんて妥協することがよくある。

始めの頃と描き終わる頃でモノの大きさに違いが出てくるから
頑張っても人が扉に入れそうにもないのに、他のモノと扉との比率は狂っているものがあったり
案外そうでないモノがあったりと、なんとも悩ましい現象に翻弄される事がしばしばだ
だからと言って最初からパースなどを引いて描くとめんどくさい上にあまり使い勝手がよくなくて自由が利かない
やっぱり描いて描いて描きまくって「フィーリング」を鍛えるしかないのかと・・・思った事はないだろうか。
人物こそ大切だが、背景も捨てられないぜ・・・!っと、思い立ったは遠い過去
正直、上手くなったような気がしねぇ・・・と思った事はないだろうか

おおまかな事はパースとかそういった本なんかを見て勉強している人が多くいると思うし
それも含めて自分の絵のだと言えるのであれば素晴らしい事だと思う

しかし、それでは納得出来ないんじゃあぁあって人だけに送るこのレポート
難しい背景を下手なイラストを付け加えて深く簡単に掘り下げてみたので
良かったら時間があるときにでも読んで頂きたいと思う。


1.視野角

よくカメラマンが両手の親指と人差し指で四角を作って
ん〜〜!とか構図を模索しているところを何かで見たことがあるだろうか。

野球観戦とかのメガホンを長方形型にしたものを思い浮かべて欲しい
そこから見える視界。
それこそが一般的な絵や写真の世界だ





こんなサイトを訪れてくれた人なのだから、これは言わずと知れたことだろう。
このあたりはササッと進むことにする

それでは早速このメガホンで見える範囲がどのくらいかということを考えよう
それが視野の大きさ=視野の角度となる



この上のメガホンの絵で考えてみると
うーん、まあこの絵なら・・・ざっと70°〜80°くらいだろうか

では70°としてこれから説明していこう。



縦の視野の角度が70°の場合
このメガホンで見える視界は
タテ70°の視界であると言える。


そして早くもココが背景を角度で求めるやり方の最大の味噌なのだ
それは
遠くても近くても、大きくても小さくても

見える角度は一定、均一

であるという事。

だからこんな風に地平線を0°として
上下の合計が70°になるように均一にメモリを付ける。

つまりこの視界(絵)は
アバウトではあるが
上が25°
下が45°の
タテ、計70°視界であると言えるのだ。

もちろん地平線がちょうど真ん中にあれば
その辺りひじょうに楽である(笑

⇒続ける 

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